☆『金持ち父さん貧乏父さん』を読んで:
この本は今ベストセラーになっていて
全国紙やアマゾンドットコム・ジャパンなど
オンライン本屋のサイトなどで書評が出ておりますが、
私もこの年末年始に読みました。
中には参考になることもありますが、
この本がアメリカで売れているということは、
やはり今のアメリカはバブルだと思います。
また日本でベストセラーになっているということは、
日本人も約10年前のバブル崩壊で痛い目にあったにも拘らず、
心のどこかにバブル願望があるのではないかと思います。
というのはこの本の成功物語は、
株や土地の値段が右肩上がりに上昇することが前提だからです。
まさかこの本に書かれているように、
今日本の土地の値段が下がっているから
金利の安いうちに仕込んでおいて
数年後に値上がりしたら売却しようなどと考える人がいるのでしょうか?
昔は日本人は勤勉であると言われていましたが、
今はアメリカ人のほうがよく働くと言われております。
またアメリカでは日本と違って能力ある人を高く評価し
高い報酬を与える素晴らしい国だと思います。
しかしその反面アメリカ人は金儲けのことしか考えていないという評も聞かれます。
例えば一昔前ボクシングの世界チャンピオンのファイトマネーが
10億円以上するという話を聞いたとき
チャンピオンというのは世界にひとりしかいないのだから
これだけの高額報酬をもらえるのだろうし
きっとプロモーターや取り巻き連中にむしりとられるのだから
本人の手元にはそれほどのお金は入らないのだろうなあと思っていました。
でも今プロ野球の選手の年棒が10億円前後の選手が何人もいる
(しかも昔よりはるかに円高)というのはどう考えてもおかしいと思います。
このお金がすべてという風潮は絶対に日本人はマネしてはいけないと思います。
むしろこの金持ち父さん貧乏父さんの巻末で紹介されている
「あなたは今の自分と握手できますか」という本や
松下幸之助の本、少し前にはやった上杉鷹山の本を
座右の書にしたいと思います。
(2001年1月)
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